大学院2020年度(一橋大学)政治学Tシラバス
■授業概要
大学院で政治学を研究する学生のための入門的な授業です。本や論文を講読しながら進みます。理論や概念を用いつつ、日本政治を分析する能力を高めることを目標とします。全員がコメントカードを事前に書き、それぞれに報告してもらい、それを手掛かりにディスカッションします。
■授業の内容・計画
「代表」を手掛かりとして現代の民主主義に関する文献を講読していく予定です。初回は簡単なオリエンテーションを行います。2回目以降は、Zoomを用いた授業を行います。履修者は必ず2回目に参加してください。
■テキスト・参考文献
待鳥聡史『代表制民主主義』中公新書、2015年。
早川誠『代表制という思想』風行社、2014年。
前田健太郎『女性のいない民主主義』岩波新書、2019年。
カス・ミュデ+クリストバル・ロビラ・カルトワッセル『ポピュリズム』白水社、2018年。
以下の文献を期末レポートで用います。
中北浩爾『現代日本の政党デモクラシー』岩波新書、2012年。
■他の授業科目との関連
社会学研究科の他の政治学の科目と緊密な関係があります。
■成績評価の方法
出席40%、報告30%、提出論文30%。3回以上の欠席の場合には、単位を修得するのに必要な最低の基準を満たしていないと判断します。コメントカードを提出しない回は、欠席とみなします。
■受講生に対するメッセージ
政治学を専攻する学生はもちろん、隣接諸分野で政治にかかわる研究を行う学生も歓迎します。
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