大学院2021年度(一橋大学)政治学Aシラバス
■授業概要
大学院で政治学を研究する学生のための入門的な授業です。本や論文を講読しながら進みます。理論や概念を用いつつ、日本政治を分析する能力を高めることを目標とします。全員がコメントカードを事前に書き、それぞれに報告してもらい、それを手掛かりにディスカッションします。
■授業の内容・計画
「民主主義」「ポピュリズム」「権威主義」などの政治体制に関する文献を講読していく予定です。初回は簡単なオリエンテーションを対面にて行います。少人数のグループに分けてディスカッションを行いたいので、感染防止も考えて2回目以降はzoomのライブで実施したいと考えていますが、初回のオリエンテーションの際に相談の上、決定します。
■テキスト・参考文献
@待鳥聡史『代表制民主主義―「民意」と「政治家」を問い直す』中公新書、2015年。
Aコリン・ヘイ『政治はなぜ嫌われるのか―民主主義の取り戻し方』岩波書店、2012年。
Bカス・ミュデ+クリストバル・ロビラ・カルトワッセル『ポピュリズムーデモクラシーの敵と友』白水社、2018年。
Cエリカ・フランツ『権威主義―独裁政治の歴史と変貌』白水社、2021年。
各3回ずつ
■他の授業科目との関連
社会学研究科の他の政治学の科目と緊密な関係があります。
■成績評価の方法
出席40%、報告30%、期末レポート30%。3回以上の欠席の場合には、単位を修得するのに必要な最低の基準を満たしていないと判断します。コメントカードを提出しない回は、欠席とみなします。
■受講生に対するメッセージ
政治学を専攻する学生はもちろん、隣接諸分野で政治にかかわる研究を行う学生も歓迎します。
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