学部2010年度演習シラバス
科目コード/科目名 |
EX639/演習<日本政治と新自由主義―ワーキングプア問題から考える> |
担当者(フリガナ) |
中北 浩爾(ナカキタ コウジ) |
学期/単位数 |
通年/4単位 |
備考 |
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■授業の目標
ワーキングプア問題を手掛かりとして,日本政治を現状・歴史の両面から考察する。
■授業の内容 現在の日本では,働いても生活するのに十分な収入を得られないワーキングプア(働く貧困層)の存在が深刻な問題になっています。その原因は,労働市場の規
制緩和による派遣やパートなど非正規雇用の増大,すなわち新自由主義(いわゆるネオ・リベ)的な政策にあるともいわれます。今年度は,この問題について取
り上げ,主として政治学的な観点から考えたいと思います。 基本はテキストを読み,議論を行うことです。ワーキングプアの実態,労働政策の歴史的変
化,政党・財界・労働組合の方針などを分析していきます。広く新自由主義に関する文献も取り上げ,テーマによっては,ゲストスピーカーも招きたいと思いま
す。また,後期の半ばからは,参加者各自が演習論文の構想を発表していきます。夏休みにはゼミ合宿を予定しています。 積極的に参加する意欲のある学生を歓迎します。
■成績評価方法・基準
出席40%、報告30%、発言30%
■テキスト
初回にリストを配布します。例えば,五十嵐仁『労働再規制』(ちくま新書)。
■参考文献
同上。
■その他(HP等)
5限まで延長する場合があります。
採用人数: 20名程度 配当年次: 2〜4年次
選考方法: レポート
1)題目:
「自分は何のために仕事をするのか」または志望動機
2)字数:
1200〜1600字 (ワープロで1枚)
演習論文: 実施します。
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