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 学部2022年度(一橋大学)政治学シラバス


政治学 
社会・基礎  春学期(その他)オンデマンド・ 2単位

■授業科目の概要(目的と到達目標)
授業形態は講義です。Google Classroomに動画、manabaに資料を掲載します。Google Classroomのコードは、manabaのコンテンツ欄に掲載されます。
この授業は月曜日と木曜日の2限(10:45〜12:30)に配当されているものとして行います。授業の定刻に動画をアップし、次の回の授業の開始時刻まで視聴可能とします。授業を視聴した後に毎回、manabaにコメントカードを書いていただきますが、その提出期間は授業終了後の12:30分〜授業翌日中(翌々日の0:00)です。なお、manabaにアップする資料は、学期中はアクセスできます。

■学部・学年の指定
学部2年以上

■授業の内容・計画
具体的に取り上げる予定のテーマは、直接・間接民主主義、政党の機能と組織、有権者の投票行動、民主主義の多様性、選挙制度と政党システム、政権形成、権力集中と分立、官僚制と政官関係、地方政府と中央地方関係、利益団体、マス・メディア、日本の政党デモクラシー、ジェンダーと政治、グローバリゼーションと政治です。

1.国家―社会関係としての民主政治
@直接・間接民主主義:市民は政治の主役たりうるか
A政党の機能と組織:なぜ政党は身近でないのか
B有権者の投票行動:無党派層は政治をどう変えたか
2.多数派形成としての民主政治
@民主主義の多様性:多数決こそが民主主義的か
A選挙制度と政党システム:二党制は優れているか
3.統治としての民主政治
@権力集中と分立:日本の首相の権力は強いか
A官僚制と政官関係:官僚支配は続いているか
B地方政府と中央地方関係:地方分権はなぜ進められているのか
4.民主政治と社会アクターの役割
@利益団体:打破すべき既得権集団か
Aマス・メディア:民主政治の擁護者か阻害者か
5.民主政治の展望と新たな課題
@日本の政党デモクラシー:どう変容しているか
Aジェンダーと政治:どういった問題が存在しているか
Bグローバリゼーションと政治:民主政治は国民国家を超えられるか

■テキスト・参考文献
加茂利男ほか『現代政治学』有斐閣。
上神貴佳ほか『日本政治の第一歩』有斐閣。

■他の授業科目との関連
社会学部の政治学の科目(「政治史」「政治過程論」など)と緊密な関係があります。

■成績評価の方法
コメントカードと期末レポートで成績評価を行います。
A:当該テーマについて幅広い知識を有し、授業の内容を正確に理解した上で、自らの見解を論理的に提示している答案。
B:授業の内容を正確に理解した上で、自らの見解を論理的に提示している答案。
C:授業の内容を正確に理解している答案。
D:授業の内容をほぼ正確に理解している答案。


■受講生に対するメッセージ
一人の市民として日常的に政治に関心を持って欲しいと思います。そのために授業に出席するだけでなく、新聞を読んだり、政治に関する新書を読んだりすることを勧めます。